ルール概要
1.カテゴリー
参加者の競技レベルに応じてカテゴリーを以下の通りに分ける。
▶︎ビギナー | ブラジリアン柔術白帯、青帯。 組み技系競技(柔道、レスリング、サブミッションレスリングなど)のキャリアが2年未満かつ無段の者のみエントリー可能 |
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▶︎マスターズ | 大会当日に40歳以上の者 |
▶︎エリート | ブラジリアン柔術紫帯以上。 MMAプロライセンス保持者、およびそれに順ずる者。 組み技競技(柔道、レスリング、サンボなど)全日本クラス大会の入賞経験者。 その他、コミッション認定者。 |
※上記規定以外でも、選手の実力を考慮して各道場の責任者の判断の上、参加されるカテゴリーを決定してください。
賞金
▶︎ビギナー ▶︎マスターズ ▶︎エリート |
各階級 優勝 1万円 |
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※上記以外でも、全カテゴリからMVP1人3万円、その他、最多一本賞、最短一本賞1万円などを予定しています。
2.ルール
A.勝敗の判定
以下の場合に勝敗が決定される。
▶︎一本勝ち
・バーバルタップアウトの場合
・床や相手の身体を3回以上タップした場合
・絞めで失神し競技を継続できなくなった場合
▶︎中止
身体の深刻なダメージもしくはレフェリーストップなど
▶︎失格
体重オーバーや重大な反則行為
(反則については後術)
▶︎失神
反則技によらないアクシデントで意識を失った場合
例)頭をマットにぶつけての失神など
▶︎延長戦
競技時間内に一本が決まらなかった場合は、レフェリーによる判定にて勝敗を決します。
レフェリーの判定でも甲乙つけがたい場合に限って1分の延長(決勝戦は3分の延長)を行います。
それでも決着がつかない場合は、レフェリー陣によるマスト判定にて勝敗を決める。
▶︎マスト判定
試合全体を通じてより長い時間有効なポジションでいた者、リバーサルやパス、サブミッションのキャッチなどに成功した数、もしくは積極的に動き、ゲームをコントロールしていた時間が長いと感じた競技者の方に手を挙げる。
B 採点基準(印象制)
・効果的な攻撃・・・関節技のキャッチ
・積極性・・・一本に向かってより有効な攻撃を繰り出した
・ペース支配・・・対戦相手の攻撃を無効にする巧みな試合運び
積極的な攻撃と認められる動きおよびポジション
▶︎テイクダウン
両者スタンドの状態から、対戦相手を倒した場合、その状態を3秒以上キープした場合。
※スタンドとは足の裏以外がマットについていない状態
※スタンドではない状態から倒した場合や、握手に合わせたタックルはカウントしない。
▶︎バッククリンチ
四つ這いになった競技者の背後に周り、腰を抱いた状態。
▶︎スイープ
ガードポジションの状態でから、上にいる競技者と上下を入れ替えた場合
※ガードポジションとは、下になっている競技者が片足または両足を使用して、対戦相手にからサイドコントロールまたはノースサウスポジションで制されるのを防御することである。
▶︎ニーオンザベリー
対戦相手の腹部に膝を乗せ、もう一方の脚を伸ばし、かつ胸をあわせていない状態で、対戦相手をコントロールした状態。
▶︎ガードパス
上になっている競技者が、下になっている対戦相手のガードまたはハーフガードを超え、対戦相手をサイドコントロールまたはノースサウスポジション、マウントポジションで制した状態。
▶︎マウント
対戦相手の胴体の上に座ることができた場合に与えられる。
ただし両腕がお尻より後方にある場合や、相手の脚方向に向かって座った場合はマウントとして認められない。
なお対戦相手の身体の向きは、横向き(サイドマウント)でも、うつ伏せ(バックマウント)でも同じとする。
▶︎バックポジション
対戦相手の背後に回って、両脚を相手の鼠蹊部に差し入れた状態で完全にコントロールした場合に与えられる。足のフックはクラッチや四の字クラッチでもよい。
また腕の位置もシートベルトでもダブルアンダー(両腕とも脇の下から入れた状態)でも構いません。
ただし、シングルバックでは認めない。
▶︎キャッチ
三角絞めや腕十字などの形に捕まえたが、対戦相手に耐えられたもしくはエスケープされた場合。
主な反則
反則かどうかの判断はすべてレフェリーがくだし、程度により失格やマスト判定時での判断基準へ影響を及ぼすものとする。
重大な反則(失格事由)
1 相手を持ち上げて叩きつける行為(スラム、バスター)
2 指をキメる行為
3 故意な膠着、もしくは誘発する行為
4 蟹挟みによるテイクダウン
5 噛み付きおよび歯を押しつける
6 頭髪、鼻 、耳を掴む
7 性器 又は 目への攻撃および圧迫
8 意図的なあらゆる種類の打撃 (パンチ、肘、膝、頭突き、キック)
軽微な反則(注意:コーション)
1 クローズドガードや50/50などでの膠着(20秒ルール)
2 ポジションをキープするだけで移行や攻撃の意図が見られない場合
3 スタンドでテイクダウンを狙わずデイフェンシブに動き回る行為
4 故意に対戦相手を試合場から出す行為
5 故意に試合場から逃避する行為
6 3本以下の指を掴む
7 対戦相手の口や鼻を掌で塞ぐ行為
8 対戦相手に触れていない状態で引き込む行為
9 主審及び副審全員が消極的と判断した場合
10 主審の指示に従わなかった場合
コーションによる備考
▶︎両者コーションの場合…ブレイクしてスタンドの状態から再開とする。
▶︎一方コーションの場合…時間を止めコーションをコール後同じポジションで再開とする。
▶︎コーション2回…失格負けとする。
▶︎違反行為により相手に相当のダメージを与えたと審判が判断した場合…回数に関係なく失格負けとする。
カテゴリ別の反則行為
外掛け | 足関節技 | |
エリート | 禁止 | ヒール以外OK |
マスター | 禁止 | アキレスのみ |
ビギナー | 禁止 | アキレスのみ |
膠着の具体例
例1.
サイドコントロールしている競技者が、良いポジションに移動する、サブミッションを仕掛けるといった攻防をすることなく、故意に抑え込みをし続けている場合。
例2.
クロスガードで下になっている競技者が相手に抱きついて、一切の攻防を見せない場合。
試合時間
カテゴリー 時間(分)
ビギナー 4
マスターズ 4
エリート 5
3.年齢カテゴリー
マスターズは40歳以上のみエントリー可能とする。
試合当日の実年齢で換算。
※ただし40歳以上の選手は、エリートでも出場は可とするが、39歳以下の選手がマスターズにエントリーすることはできません。
4.体重階級
61.2kg 以下
70.3kg 以下
77.1kg 以下
77.1kg以上
当日、試合時の服装で計量とする。
計量は一回のみとします。
一回目で体重オーバーの場合は第一試合開始の11:00までに落とす猶予を与えます。
その時点でクリアすれば予定通りトーナメント参加を認めますが、オーバーであれば失格とし以後のエントリーをお断りさせていただきます。
5.衛生
・身体や頭髪は清潔かつ衛生的に保つ事
・手足の爪は短く切り揃えておく事
・長く伸びた頭髪は、引っかからないように束ねて結ぶ事
服装
▶︎上半身
ラッシュガードまたは身体にフィットするものとし、裸とTシャツは不可とする。
▶︎下半身
スパッツのみ、もしくはファイトパンツとする。スパッツの上からのファイトパンツも可。
ただしジャージ時の着用、ポケットやチャックのあるものは全て不可とする。
▶︎試合時は定められた色のリストバンドを、足首に着ける。
禁止の服装
・金具や突起物等のあるもの
・道衣、シューズ
・ピアス、指輪等のアクセサリー
・ファールカップ
・硬い部分のあるサポーター
・ジェル、クリーム、オイルなど滑る可能性のある塗布物はすべて禁止とする
エントリーフィー
大会当日の
4週間前6,000円
3週間前7,000円
2週間前8,000円
ただし同道場から3人以上がエントリーする場合は、各期日に沿って1,000円を割り引きする。